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外界に見ないふりで目蓋を伏せ
午后の煌く緑の中で
硝子みたいに綺麗なものばかり
並べて瞳に映してみるけれど
ショートフィルムみたいな
五月の昼下がりは
瞬きのように陽を墜として
暗い帳の向こうには
変わらぬ外界が続くから
砂時計を壊してみようと思ったのに
透明な硝子は思ったより硬くて
ぶつける鉱石は傷付き
砂は流れ続ける
何も無いまま
砂浜みたいに続いてる
白い砂は止まらずに
僕や総てを浪費する
Model Tachibana
2008/05/21
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